2016米国大統領選に思う
世界中を沸かせた、アメリカ大統領選挙。
これまでのオバマ政権に対する反発、国民の反応もあるだろうが、根底にある優秀な女性の大統領をNOとするアメリカ人の本音が垣間見えた結果となったと思う。
いろんな意見はあると思うが、あれだけ人種と性別に対する差別を公言していても、この人を新しい大統領に選んでしまう今のアメリカに、残念な気持ちでいっぱいだ。こんなに落胆したのはいつぶりだろう。振り返るのが難しいくらい自分の中で落としどころが見出せない。
橋下徹氏の大阪都構想を賭けた選挙、イギリスのEU離脱Brexit選挙、アメリカ大統領選挙と、新しい時代に待ったをかける、各国のギリギリ過半数の人たちによって、現実維持または時代逆戻りと保身の世界に動いて行く傾向。民意を問う、というけれど、民意って何なんだろう。
アメリカで育った者として、土地の雄大さだけではなく、人の器も大きかった、あのアメリカがいなくなってしまったようで寂しい。
しかし、きっとこれらの動きは次世代が次に大きな一歩を踏み出す前触れだと信じたい。
これが時代逆行の最後の足掻きなのだと信じる。
せめて自分は今日も前に進む。それしかない。